元SUUMO営業マンの物件売却奮闘記

EGENT執行役員の不動産業界のリアルブログ。自身の売却活動を通じた経験から、家を売る際にためになる知識をわかりやすく記載していきます。

「家を売る」で第一想起できるオンラインサービスがないのはなぜか

 

今回は私がこれまでSUUMOで勤めた経験があるからこそ、また今EGENTという優秀な不動産営業の担当者様が検索できるサービスを運営しているからこそ知る、不動産業界の情報をお伝えさせて頂きたいと思います。

 

それではタイトルの通り、「家を売る」で第一想起できるオンラインサービスがないのはなぜかについて、不動産売却一括査定サイトのビジネスモデルから考えてみましたので、その内容を記載していきたいと思います。

 

スーツを着た人が鍵を渡している様子

本当に家を預けるということは満足した状態でして頂きたいと考えております。

 

 

家を売ると聞いたときに何を想像しますか

皆様は「家を売る」ということを想定したときに何をしますか。本気で考えてみてください。

 

これだけインターネットが進んでいる中で、パッと思い浮かんだ会社は何社あるでしょうか。また、視点を変えて、「家を買う」とうことを想定したときに何をしますか。本気で考えてみてください。

 

恐らく、ほとんどの方がSUUMO(緑のまりもみたいな宇宙人)を想像するのではないでしょうか。それもそのはず、SUUMOの「家を買う・借りる」という業種での認知率は90%と世間でドラえもんを知らない人はいないというくらい、皆様SUUMOをお使いされております。

 

ではなぜ、家を売ることになった際に、パッと「一括査定サイト」を思い出すことができないのでしょうか。

 

これには深い訳がありました。今日はそこについて、自身の知見を踏まえながらお話をさせて頂けますと幸いでございます。

 

これまで、私のブログでも紹介をさせて頂きましたが、現在日本で家を売ろうと考えた際に、インターネットでできる施策としては「一括査定サイト」が代表的です。

 

一括査定サイトとは

一括査定サイトとは、自分の家の情報を入力するだけで、不動産会社に自分の家がいくらで売れるかを教えてほしいと査定の依頼ができ、今の自分の家の価値(売却する時の査定金額)を教えてもらえるというサービスです。

 

これまでの私のブログでも紹介させて頂いておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

www.egent.work

 

家を売るで第一想起できるオンラインサービスがない理由

一括査定サイトが存在する理由はビジネスとして成り立っているからです。ビジネスを成長させて行くには収益をあげることが必要になります。

 

そんな一括査定サイトのビジネスモデルに家を売る際に「一括査定サイト」と第一想起ができない理由が存在しているのではないかと考えましたので、ここでは一括査定サイトのビジネスモデルを紹介させて頂きます。

 

一括査定サイトを使って査定依頼をするフロー

今回は私が査定査定を依頼するというパターンで図を表したいと思います。それではご覧ください。

 

家を売却する人を表した写真

久しぶりの登場。売れない物件オーナーの澤井です。

 

私は家を売りたいと考えた時、「まず初めに何をすればいいかわからない」という状態に陥りますが、何とかGoogleで検索することによって、売却査定サイトにたどり着きます。

 

「まず初めに何をすればいいかわからない」ということは前段でも触れさせていただきましたが、売却をするときに「これだ」と第一想起ができるサービスが存在しないからです。

 

何とか一括査定サイトを知った私は一括査定サイトを利用します。

売却査定サイトを利用するオーナーの行動を示した図

一括査定サイトに自分の物件情報を入力します。

 

すると一括査定サイトに登録をしている不動産会社に連絡が行きます。

売却査定サイトが査定書を不動産会社にお願いする様子

澤井が売却査定サイトに情報を登録すると不動産会社に連絡が行きます。

 

そうすると、私宛に不動産会社から一杯「査定書」が届きます。この一杯連絡が来るということの大変さも、これまでのブログにさせて頂いております。

 

一括査定サイトのビジネスモデル

さて、ここで振り返りましょう。

 

売却査定サイトのビジネスモデルはどうなっているのか。どこで不動産会社からお金を得ているのでしょうか。勘の鋭い方は気付いておられるかもしれません。

 

そうです。私が自分の物件情報を入力し、送信を押した時点で、売却査定サイトはお金を得ているのです。

 

一括査定サイトのビジネスモデルを表した図

これが一括査定サイトのビジネスモデルです

一度、不動産会社の立場に立ってみてください。不動産会社も「売りたい」というお客様に「査定書」を送るだけでは「仲介手数料」はもらえないので、一銭にもなりませんが、一括査定サイトに広告費用(利用料)をお支払いするしかないのです。

 

 

そのため、不動産会社は査定依頼に上限を設けています。月に何十件も査定書を送ることを繰り返すだけで、お金がかかるので、もちろん月30件までとか上限を決めておかないと、利用料を垂れ流すだけになってしまうのです。

 

つまり!何が言いたかったかというと、

 

一括査定サイトがSUUMOのように有名人をタッグと組んでやっているようなTVCMをひたすら打ち、認知度を上げ、売りたいというお客様を集めてきたとしても、月何十件と不動産会社は上限を決めているので、何百件とTVCMで「売りたい」お客様を集めたとしても、対応してくれる不動産会社がいない状態になってしまい、「売りたい」というお客様に一切「査定書」が届かない状態になってしまうのです。

 

そのため、一括査定サイトはTVCMを打てないため、家を売りたいと皆様が思った時にぱっとこれだ!と想像することができないという構造になっているのです。

 

※あくまでも私見ですが、あながち間違っていないと思います。

 

さらにさらに、一括査定サイトではどこでも、「早く・高く売ることができる」と堂々と謳っている状態です。

 

どういうことか。一括査定サイトを見た、「売りたい」というお客様は一括査定サイト上で「早く・高く売ることができる」と謳われていれば、査定書で一番高く売れると答えてくれた会社に任せたくなりませんか?

 

ここが一番の業界のねじれを引き起こしています。

 

いくらどんなに高い「査定書」が来たとしても、売れる価格はあくまでも「取引事例」で決まります。

 

 売れる価格は相場で決まっているのにも関わらず、売却査定サイトで「早く・高く売ることができる」と謳われてしまっては不動産会社も高い価格で査定を出すしかないのです。

 

何度も出して恐縮ではございますが、

これが日本の売却のプロセスが化石と表現されている所以です。

 

日本で家を売る際に気を付けるべきポイント

 

物件の価値はあくまでもマーケットの相場で決まることを皆様に認識していただきたいと思います。早く・高く売れる。そんな幻想はありません。

 

ただし、そのエリアで相場を熟知し、過去の取引事例を把握している不動産会社・不動産営業担当者であれば、「その相場の中で一番高く・早く売ることができる」のです。

 

査定価格は仲介会社により作為的に出されている

なぜ日本においては査定書で出す査定価格が正義ではなく、誰に任せるべきかという「人」に紐づいているのかは以前のブログで記載させて頂きました。

 

答えは、不動産の査定価格は作為的に選ばれてしまっているからです。

 

www.egent.work

 

今一度、家を売りたいと思っている皆様、深く考えてみてください。今の大切な家を任せる担当者はその人でいいですか?その人はエリアの相場、過去の取引事例を理解している方ですか?

 

皆様には正しく不動産業界を理解していただき、自分の希望通りの満足した物件売却をしてほしいと心から思っております。

 

私は何を言われても、第二の私を生み出すことで、不動産業界が怪しいと思われるより、素晴らしい担当者に光を当てることで、不動産売却を検討されている皆様には「不動産取引のベストパートナー」に出会い、最高の売却体験をしていただきたいと思っています。

 

今後とも宜しくお願い致します。

 

何かご質問、苦言等、お問い合わせフォームから書いていただけますと幸いです。